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「この部分は形容詞節だから」と言うと、すごく知的に響くからそのようにしよう。
そこで、形容詞節とは何かについてもここで定義する。 「形容詞節とは、関係代名詞によって導かれる部分文のことである」ということになる。
ここでは、関係代名詞という機能的なコトバを「つなぎコトバ」にして、英文をタラタラと長く続かせているわけだ。 ということは、関係代名詞もまた、文と文をつなぐ接続詞の一種だということである。

この視点を日本の英文法学が持だない限り、これまで同様、「関係代名詞には、これこれの用法があって」といういつもながらの「用法」と「分類」ばかりの愚かな区別作業以上のことを考える力が生まれないのである。 関係代名詞というのは、「文と文を前後に関係させて、つなぐために使われる代名詞」のことなのだ、と言われてみれば当たり前のことにハッと気づくべきなのだ。
すなわち、関係代名詞の使われ方も、大きくは、接続法の一種だということである。 もっと簡単に言うと、whichとは=and itのことであり、whoとは=and he (she), whoseあるいはof whichとは、=and him もしくは、=and of it のことなのだ。
たったこれだけのこととして、「関係代名詞」を理解するなら、何の難しいこともない。 英語国民は、そのように感じ、そのようなものだと思っている。
which =and itで、それぞれ、and「関係している」、it「代名詞」なのである。 すると、which =and it, who=and heの法則が通用するのは、関係代名詞の「非制限用法」(あるいは「連続用法」とも言う)の時だけであると主張する頭の固い人が必ずでてくるだろう。
たとえば、I love a girl, who loves my friend「私は、ある女の子を愛しているが、その子は、私の友人を愛している」のように、, whoや, whichになっているときだけこのwhoは、=and sheに置き換わるのだ、と反論する人々である。 それはそうだろう。
だが、このコンマのあるなしだけで、日本語の訳し方を、厳格に区別し、そして、それに合わせて、日本語訳の方をタラタラと前後に複雑に入り組ませて、グチャグチャの日本文にして、散々おかしくしてきた、日本英語学の方がおかしいのではないか。 コンマがあろうがなかろうが、人間が話す(書く)コトバである文はどんどんつながってゆくのである。
それを、なるべく前の方から、どのように日本語に置き換えて、より簡潔で自然な目本文にするか、ということが最も大切なことなのである。 英米人の原著者や出版社がたまたまコンマを付け忘れただけのことだったりしたらどうするのか。
ちなみに、優秀な日本人同時通訳の人々は、通訳の際にいちいち、that……やwhich……の方を、後の方から前の方ヘドッコイショ、ドッコイショと尻あがりに訳しあげながら通訳したりしない。 ドンドン前の方からブツ切りにして適当なところで前の方から、訳してゆくのである。

「ええ、その場合において……そして、その人が……、その問題点については……」というように、'which……when……where……'を'and it……and then……and at the place……'のような感じで、内容を直線的(リニア)にし、平かにしながら、かつ日本語としての自然さをなんとか保つように努力しながら、訳出している。 whichやwhoの制限・非制限用法の区別が、英米の文法理論の中にもあるとしても、私は、そんなものは、蹴飛ばす。
関係代名詞と兄弟分である、関係副詞についても、whereなら= and there=and in the place rそして、そこにおいて」とやり、whenなら=and then=and at (in)the time 「そして、その時に」と読み換えていけば、それでいいのである。 たったそれだけのことだ。
これ以上の、複雑なだけの、実用的でない、日本人が勝手にこねくり回す理屈は全てやめにすべきだ。 英語国民は、which =andit, whereこand there程度のものとして考えて使っているのである。
この図に頼るのが一番である。 従属節(subordinateclause,サブオーディネット・クローズ、従節)というのは、主節に対する関係で、前述したl think 〔that she is fine〕の、〔that……〕のような、の名詞節であれば、主節のlthink that の部分に対して、家来のような、従者のような関係にあるので、ここを従属節というのである。
この従属節の番目が「名詞」節であり、〔who……〕や〔which……〕が番目の「形容詞」節であることが分かった。 すると、「名詞」「形容詞」と来だのだから、番目は、当然に「副詞」節ということになる。
この番目の副詞節は、先はどの「英語の勉強のスキーの山の図」の中では、山頂である仮定法につながる国体コースとも呼ぶべき、最上級コースの急斜面ということになる。 「副詞節は機能(用法)分類として8種類ある」ということをまず、頭に入れてほしい。

この副詞節については、このすぐあとでまとめる。 ここで、「機能」「用法」「分類」というコトバについて付言しておこう。
たとえば、前述したwhichやwhoのことを、「関係代名詞」と呼ぶ。 しかし、このwhichやwhoは、時には文中で「どちらを」「誰が」の意味ももち、そのときは、「疑問代名詞」と呼ばれることは、誰でも分かるだろう。
この「関係詞」とか「疑問詞」とか呼ばれる品詞名は、機能上の(ファンクショナルな)品詞名である。 これは、本来の10品詞分類上の品詞名(parts of speech)とは違って、実は「品詞名」ではない。
機能概念レベルでの名称なのである。 それは、前述した不定詞や、分詞や動名詞が実は、動詞という品詞の不定詞形、分詞形、動名詞形のことであったのと同じことである。
このことは、たとえば、「流体力学」とか「分子生物学」とか「宇宙物理学」とか「計量経済学」とか「社会人類学」と言うような学問名と同じことだ。 学問名は、A以来オブジェクト・レベルとメタ・レベルという考え方からできている。
たとえば、「分子」「生物学」なら、生物学(バイオロジー)というのが本家本元の本籍の学問名であり、これがメタ(根底)レベルあるいは方法学(メソドロジー)であり、「分子(モレキュラー)」の方が、オブジェクト(対象)レペルあるいは、機能(ファンクション)レベルである。 分子生物学とは、分子という次元で生物(生命体)を厳密に対象化する先端学問である。
これの応用学が、遺伝子工学などである。 これと同じように、「宇宙」「物理学」は、「宇宙」という対象を「物理学」という方法学で行う学問ということである。
これと同じく「関係」「代名詞」というのは、代名詞を使ってやる文の前後の関係のさせ方ということである。 「疑問」「代名詞」なら、同じく、疑問という機能を果たしている代名詞ということである。


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